みなさんこんにちは!現役看護師のkinchanです。
普段はバリバリの急性期病棟で働きながら、リアルな生活の様子をYoutubeで配信しています。
皆さんは看護師の仕事にどのようなやりがいを感じますか?
今回は私が病棟看護師(急性期)で働く中で感じる看護師のやりがいについてお話ししていきます!
普段はバリバリの急性期病棟で働きながら、悩める新人看護師のリアルな日常をYouTubeで発信中。
転職レシピの専属アンバサダー。
看護師になってよかった3つのこと
①患者さんの笑顔や「ありがとう」の言葉を直接聞ける
私が一番やりがいを実感できる瞬間は、患者さんの役に立てたことが実感できた時です。
患者さんの一番近くで生活を支えている看護師は、患者さんと沢山の時間を過ごします。
看護師は検温に回った時やナースコール対応をした時など、1日の中で数え切れないほどの「ありがとう」という言葉をいただきます。
その言葉を聞いたとき、「こんな自分でも役に立てた」と報われた気持ちになります。
特に、病気でつらい思いをしている方に寄り添うことで得られた感謝の言葉は、重みを感じます。
私が初めて受け持った患者さんが退院する際に「あなたのおかげで治療を頑張れたよ。」という言葉を頂いた時、涙が出るほど嬉しかったのを今でも覚えています。
それからは、「目の前の患者さんのために自分ができることを全力でやろう!」と思うようになりました。
自分の存在が患者さんの役に立っていることが実感できると、「本当にやってよかったな。」と実感します。
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私が落ち込んでいる時、患者さんの笑顔と「ありがとう」という言葉に何度も救われました。
目の前の患者さんの役に立てることが私にとって何よりの喜びです!
自分自身が人間として成長できる
看護師の仕事は、診療の補助をすることだけではありません。
患者さんの背景を理解し身体的、社会的、心理的な側面からも支えていきます。
同じ疾患の方でも、状況や考え方は全く異なるし、明確な答えはありません。
とても複雑で人生に大きく関わることだからこそ、より良い方法を導くために沢山悩むこともあります。
わたしの働く急性期の病棟は急変や看取りを行うことも多く、患者さんや家族の人生の転機となる場面に立ち合います。
疾患により夢を諦めざるを得なくなった方、家族と一緒に自宅で過ごす事が難しくなった方、中には子供を産んだばかりの方や、会社を設立するという夢がやっと叶った矢先で癌末期と診断された方もいました。
そんな方達のために何ができるか真剣に考えます。
皆の意見が一致することは難しいですが、様々な職種で専門性を活かしながら納得するまで話し合います。
毎日行うカンファレンスでは、看護師という専門的な立場から、常に自分の意見を持ち、主体的に発言、行動することが求められます。
特に看護師は、患者さんにとって一番身近で生活を共にしているからこそ、患者さんの気持ちを汲み取り、代弁していく立場にあります。
患者さんや家族が残りの人生をどのように過ごしたいと考えているのか、これまで大切にしてきた価値観は何なのか、そのような患者さんの身体面だけでなく、心理面、社会面も含めて理解しなければなりません。
また、いざという時に瞬時に対応できる知識や判断力も求められます。
様々な能力が必要とされる看護師として働くことで、自分自身のスキルや価値観も磨かれて成長していることを実感できます。
kinchan
様々な患者さんや家族の方と出会い、これからの生活や人生について一緒に考えていく中で、「自分だったら何を感じるだろう」と自分自身の人生について考えさせられる機会が沢山あります。
日々、自分が感じたことや思ったことを大切にしながら、ひとりの人間として成長し続けたいと思います!
③いつでもどこでも働けるという安心感を得られる
看護師という国家資格持っていると、基本的にはどこでも働くことができます。
正規雇用はもちろんですが、派遣やパートなどのさまざまな形で求人が出されていますよね。
夜勤のないクリニックや夜勤専任看護師など自分に合った働き方を選択することができます。
もし結婚や出産などのライフイベントで生活パターンが変わった場合にも、自分に合う形で仕事を続けやすいことは看護師の魅力のひとつです。
私が看護師という職業を選んだ理由の一つも、「手に職をつけて働きたい」「安定した仕事に就きたい」と思ったからです。
いろんなことに挑戦したいと考えている人こそ、看護師という職業は良い選択かもしれません。
kinchan
私の周りには夜勤専任看護師としてお金を貯めて留学に行ったり、一度看護師を辞めて他の職業にチャレンジする方もいます。
いつでもどこでも働けるという安心感が、行動の原動力になるのだと思います。
私も自分に合った働き方を見つけながら、仕事もプライベートも充実させていきたいです!
(補足)やりがいを感じられない時もある
看護師はとてもやりがいのある職業ですが、どうしてもやりがいを感じられなくなる時はあります。
私が看護師になりたての頃は、沢山失敗をして先輩看護師に迷惑をかけることも多く
「なんでこんなこともできないんだろう。」
と自分の無力さに毎日落ち込んでいました。
今でも、看護技術で失敗した時や患者さんとの関係がうまくいかない時は
「自分、向いてないのかな」
とネガティブな気持ちになることはあります。
そんな時、私は先輩看護師が言っていたこの言葉を思い出します。
「やりがいなんて求めなくていいよ。目の前のことを頑張ってたら、たまに良かったなと思えるタイミングが来るだけ。」
確かに、どれだけポジティブな性格の人も、常にやりがいを感じることはできないですよね。
kinchan
私も最初は必死にやりがいを探していましたが、仕事にやりがいを求めすぎないことが大切だと思うようになりました。
やりがいを求めると、やりがいを感じられない時にネガティブな気持ちになるからです。
前向きさは後ろ向きにもなり得ますよね。
人を相手にしている職業だからこそ、うまくいくことばかりではありません。どんなに頑張っても報われないことや理不尽なことは沢山あります。
そんな時に無理にやりがいを求めなくても良いと思っています。
目の前のことに一生懸命取り組むことで必ずやりがいを感じる時がきます。
あとがき
今回は、私が普段急性期病棟で働く中で感じる看護師のやりがいについてお話ししました。
同じ看護師という職業でも、働く環境や業務内容によってやりがいの感じ方は大きく異なると思います。
皆さんはどんな時にやりがいを感じますか?この機会に、ぜひ振り返ってみてください!