皆さんこんにちは!看護師2年目のKinchanです。
普段は急性期病棟で働く生活のvlogをyoutubeで配信しています。
今回は、先輩として教える機会も増えてきた私の立場から、「できない」と悩む新人看護師の方へ伝えたいことをお話ししていきます。
この記事を読むことで、今「できない」と悩んでいる新人看護師の心が少し軽くなると思います。
普段はバリバリの急性期病棟で働きながら、悩める新人看護師のリアルな日常をYouTubeで発信中。
転職レシピの専属アンバサダー。
新人看護師が仕事ができないことは当たり前
この記事を読んでくださっている方の中には「できない」と悩んでいる方も多いのではないのでしょうか。
昨年から私のYouTubeを見てくださっている方はわかると思いますが、私も入職した最初の頃は「できない」と日々頭を抱えていました。
新しいこと始める際、誰でも最初はわからないことばかりです。
もし経験のないスポーツを習い始めてすぐに試合に出るとしたら、「ルールはどうだったかな?」「こんなときはどうするべき?」と混乱するはずです。
kinchan
私も看護師という仕事を始めたときは、大混乱でした。
飛び交うアルファベット、カタカナ、言葉すら聞き取れない。何もかもわからない。
異国に来てしまったのではないかと思ったくらいです(笑)
パニックになって、集中して学ぶことができなくなったことが何度もあります。
看護師という仕事も、先程のスポーツの例と同じで、最初からできることはあり得ません。
もちろん、人によって上達速度の差はあると思います。
しかし、今バリバリ働いている先輩も最初は「何もできない」という状況から始まっているはずです。
新人看護師が仕事ができるようになるためのプロセス
できないことができるようになるためには、まずは目の前のことに集中して取り組むしかありません。
スポーツと同じで、基本的なことを1つずつ学び、練習して技を身につけていくしか方法はないんですよね。
新人看護師の頃は「これはどういうことだろう?」「どんな意味だろう?」と、いろいろな部分に気が向いてしまいます。
もちろん、そのように色んなことに視点を向けて理解しようとする姿勢はとても大切です。
気になったことは「どういう意味ですか」「なぜこうしたのですか」と質問すべきだと思います。
しかし、実際には、最初の時点ではわからないことも多々あります。
Aを理解し、次にBを理解し、続いてCを理解する過程がなければ絶対に理解できないDが存在します。
スポーツで例えると、いくつもの基礎を習得したうえでの応用技です。
先輩看護師は、その応用技を使いまくっている状態だと考えてください。
新人看護師は先輩の動きを見て、「これはどうやっているんだろう?」「どうすればできるんだろう?」と悩んでしまいます。
でも全てを理解することは不可能です。
学校のテストとは異なり正解なんてありませんし、先輩によって考え方は様々です。
kinchan
私も理解できず悩むことは沢山あります!
大事なことは、「できる」「できない」の2元論で考えないこと。
できないことができるようになるためには、プロセスがあります。
自分はそのプロセスの中にいるのだと考えて欲しいです。
先輩は欲張り
実際に、看護師の先輩たちは後輩に早く自立して欲しいので、1度教えたことはもう教える必要はないと思い込んでしまいます。
長年看護師をしていると、新人看護師の頃の気持ちを忘れてしまっている先輩看護師もいらっしゃるかもしれません。
kinchan
私は初心を忘れないためにYouTubeで日々の思いを記録してきました。
「この前も言ったよね。」
「前に教えたけど、何でできないの?」
新人看護師を経験した方なら、1度はそのようなことを言われた経験があるのではないでしょうか。
言った先輩は悪気はないのかもしれないけど、言われた側からすると自己否定された気分になり落ち込みますよね。
私も、今思い出すだけで号泣できるようなキラーワードを食らった経験があります。
先輩の言葉を間に受けて、「何でできないんだ」「どうしてこんなに不器用なんだ」という思いが募り、自分を嫌いになった時期もあります。
そんなある日、勤務終わりに先輩が言ってくださったこの一言に救われました。
「先輩は欲張りなんだよ」
私はこの言葉を聞いた瞬間、救われた気持ちになりました。
「自分がダメ人間なのではなく、要求されているレベルが高いのか。」そう思うことができました。
言われてすぐにできる仕事だったら、誰にでもできる仕事ということになりますよね。
辛い実習を乗り越えて、たくさん勉強して国家試験に合格して、手技も練習した専門職しか許可されないことををやっているわけですから、それは難しいはずです。
新人看護師が今やるべきこと
これまでお伝えしてきた通り、できないことを悲観してパニックになる必要はありません。
「何でできないんだ」と自分のせいにするのではなく、できないことを当然のこととして素直に認めた上で、1つずつできるようになるしかないんですよね。
毎日の見たこと、やったことの中から、わからないことを1つずつ解決していく。
できるようになるにはどうしたらいいか考え、練習していく。
そのように、目の前のことに集中して取り組むしかありません。
kinchan
何事も最初から理解できることなんてありません。
今はできなくても、一つずつできるようになっていくんですよ。
(おまけ)Kinchanが応援しています!
「できない」と悩むのは、新人看護師が必ず通る道だと思います。
私がKinchanとしてYouTubeの活動を始めたのも、悩める新人看護師の役に立ちたいと考えたからです。
「私もあなたと同じだったよ。だけど今はできるようになったよ」
そのような具体例となれるよう、これからも日々の生活や思いをvlogで公開しています。