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公開:2022.06.24 更新:2024.03.11
【年代別】転職回数が多い看護師でも大丈夫?病院や施設の採用担当者の本音とは?

「看護師の転職回数ってどのくらいが平均なの?」


自分は看護師のなかで転職回数が多い方なのか、普通なのか気になりますよね。


転職回数が多いと次の転職は成功するのだろうかと不安になる人も多いです。


本記事では年代別の看護師の転職回数とその理由、転職回数が多い場合の書類作成のコツ・内定を取る為の面接対策の方法などについて看護師向け転職サービスの元キャリアアドバイザーである筆者が経験談を元にお話していきます。


この記事を執筆してくれた人
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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)
大手看護師転職エージェントの元キャリアアドバイザー&新人育成担当。
約6年間、20代の若手看護師から60歳以上の定年退職後の看護師までを年齢問わずサポート。
担当エリアは首都圏から北海道や沖縄などの地方まで幅広く経験。
キャリアアドバイザー時代の累計転職相談人数は2,000人以上。


看護師年代別の平均転職回数


あなたの転職回数は多いかどうかは、年代によって変わってきます。


20代、30代、40代、50代の4つの年代の転職の平均回数とその理由についてみていきましょう。


20代の看護師


20代の看護師の転職平均回数は0~1回ですが、20代前半と後半で少し違ってきます。


20代前半の看護師は8割の人が転職未経験です。


筆者が看護師と面談をしていて感じたのは、看護学校を卒業して新卒で就職した職場ではまずは3年くらいは頑張りたい!という人が多いということです。


そのため、20代前半では体調不良や家庭の事情などのやむを得ない理由での退職以外は比較的少ない印象です。


※データ出典:https://kango-oshigoto.jp/media/article/845/


20代後半になると、転職経験者は5割程度に増えます。


結婚や出産などのライフイベントがあるタイミングで家庭と両立しやすい職場に転職をする人がいたり、新卒で就職した病院である程度の経験を積み、キャリアチェンジしたいという希望で転職する看護師が増えてくる年代です。


※データ出典:https://kango-oshigoto.jp/media/article/845/


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元看護師キャリアアドバイザー

やはり20代前半の看護師さんは転職経験が無い人が大半ですね。

 

ただ、看護師さんのなかには就職したけど夜勤がキツい、ライフスタイルが彼氏さんと合わずに1年未満で転職をご希望されるケースも稀にあります。


30代の看護師


30代の看護師の転職平均回数は2~5回くらいです。


また、7割の看護師が転職を経験しています。


30代も20代後半と同様に結婚や出産を機に転職をする看護師もいますし、お子さんの進学に合わせて夜勤ありの仕事から日勤のみの仕事に転職したりします。


送り迎えがしやすいように家から近い職場に転職したいという希望で、転職回数が増えていく傾向もあります。


また、ご主人の転勤や転職で引っ越しをすることになり、それに合わせて転職をする看護師もいます。


※データ出典:https://kango-oshigoto.jp/media/article/845/


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元看護師キャリアアドバイザー

30代の看護師さんは転職を経験されている割合の方が多くなります。

 

結婚や出産、旦那さんの転勤などライフイベントの変化が起こり易い年齢である事が一つの要因ですね。

 

看護師さんは夜勤のある職場が多いので、職場環境じたいに不満があるわけではないけど仕方なく転職という決断をされるケースも多いです。


40代の看護師


40代の看護師の転職平均回数は4~7回くらいです。


また、約6割の看護師が3回以上の転職を経験しています。


40代は子育てが落ち着いてくる時期です。


20代後半~30代は結婚や出産、子育てで家庭に合わせた働き方を選んで転職してきましたが、お子さんが大きくなったタイミングで自分の気持ち優先で新しい職場に転職をしたり、学費を稼ぐために給与を上げたいという理由での転職が増えてきます。


また、この年代になると体力が落ちていくもの転職の理由の1つ。身体の状態に合わせて転職する看護師が多いのも特徴です。


※データ出典:https://kango-oshigoto.jp/media/article/845/


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元看護師キャリアアドバイザー

40代の看護師の場合、半分以上が転職を3回以上経験されています。

 

看護師としてのキャリアアップを考えたり、体力の変化を感じることが多い年齢であることが大きな理由の一つと言えます。



50代の看護師


50代の看護師の場合、7割が3回以上の転職を経験しています。


50代になると定年も近い年齢となるため、体力的な面からも働き方や通勤距離などを考慮して転職を検討する看護師が多いのが特徴です。


この年代になると転職の経験が無い看護師の割合はかなり少数で、大半の看護師が3回以上の転職を経験しています。


※データ出典:https://kango-oshigoto.jp/media/article/845/


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元看護師キャリアアドバイザー

50代の看護師さんの多くは転職を3回以上経験されていますね。

 

看護師さんの場合、20代からずっと同じ職場でというケースはかなり稀で、体力的な面も考慮に入れつつ転職を決断される方が多いように思います。


看護師年代別の転職回数まとめ


転職回数が多いかどうかは年代によって異なりますが、看護師の場合、20代は2回以上、30代は5回以上、40代以上は7回以上が転職回数が多いと思われます。


看護師が転職活動において書類選考や面接での懸念点となる可能性がある目安の回数と言い換える事もできるでしょう。


なぜ看護師は転職回数が多くなってしまうのか?

看護師の転職回数が多くなってしまう理由は幾つかあります。


やむを得ない事情や自分で改善できる事情などさまざまですので、筆者が看護師と面談してきた経験をもとにまとめてみました。


家庭の事情でやむを得ず


転職回数が増えてしまう1番の理由は家庭の事情です。


看護師が転職回数が増えてしまう共働きの世帯が増えたとはいえ、女性は結婚や出産・子育てといったライフイベントにより働き方が制限される場合が多いです。


お子さんが小さい時は残業や夜勤・オンコールができないという理由で、転職せざるを得ない看護師もいます。


また、キャリアアドバイザーとして面談をした看護師の中には旦那さんが転勤族で転勤する度に転職をしなければいけなかったため、3~5年に1度の頻度で転職している看護師もいました。


女性は、やむを得ない事情で転職回数が増えてしまうことも多いですね。


転職先を選び間違えてしまう


筆者が看護師と面談をしていて意外に多いと感じたのがこのケースです。


転職する時は現在の職場でなにかしらネックなポイントがあって辞めるわけですが、次の転職先でも同じような職場を選んでしまっている看護師は少なくありません。


例えば、残業が多くて家庭との両立ができないことが原因で転職をしたのに、次の職場も残業が多いところを選んでしまい、また同じ理由で転職をすることになる看護師もいます。


「そんなことあるの?」と思うかもしれませんが、同じような職場を選んで失敗してしまう看護師は意外と多いんです。


給料や家から近いなどの条件面を重視しすぎたり、転職の軸がブレてしまうと転職先を誤って選んでしまうことがあります。


また、看護師友達からの噂話や評判ばかりを気にしてしまうケースです。


看護師同士で情報交換する場合、職場の噂はあくまで噂です。


気の合う友達であっても働くのはあなたです。


友達の意見で決めてしまうと転職先を選び間違えてしまうこともあるので注意しましょう。


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元看護師キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザー時代、看護師さんが転職を失敗するケースで多かったのは「給与などの上辺の条件だけで決定する」、「知人の噂を鵜呑みにして転職先を決める」などですね。

 

看護師さん同士での情報交換はもちろんオッケーなのですが、やはり働くのは自分なので、転職の軸は自身でしっかり持つようにしましょう。


業務内容にギャップを感じて辞めてしまう


「急性期の病院から慢性期の病院へ」


「総合病院からクリニックへ」


「病院から介護施設や訪問看護へ」


というような患者さんの層や業務内容・働き方が大幅に代わってしまうような職場へ転職する場合、「思っていたのと違った」というギャップを感じることが多いですが、それだけで辞めてしまう看護師は転職回数が多くなる傾向があります。


どんなに優秀でも、どんなにベテランでも、新しい職場にいけば少なからず予想外に大変なこともあるでしょう。


転職後は、職場と仕事に慣れるまでに3か月はかかると言われています。


早い段階で合う合わないと決めつけて転職をしてしまう看護師は、転職回数が多くなりがちです。


突発的に辞めてしまう


転職回数が多い看護師に転職理由を聞いた時にたまに返ってくるのがこの、「突発的に辞めてしまった」という理由です。


職場での人間関係がよくない場合に上司と意見が食い違い、カッとなって「もういい!」と次の日に退職の申し出をしてしまって後悔しているという話もよく聞きました。


人間関係だけではなく、患者様からのクレームやミスを連発してしまうなどの一時的なストレスによって辞めるという選択をしてしまう人は転職回数が増える傾向があるように思います。



転職回数が多い看護師は転職で不利になる?


「転職回数が多いと転職で不利になってしまうのでしょうか?」


と質問は、看護師と面談をしていてもよく聞かれます。


ここでは、採用担当者と直接やりとりをしてきた元キャリアアドバイザーである私の視点でお話していきます。


採用担当者が転職回数が多い看護師に抱く懸念点


すぐに退職してしまうのではないか?


転職回数が多い看護師を病院や介護施設の採用担当者に推薦した時、


「うちに入職(入社)してもまたすぐに辞めてしまうんじゃないの?」


と言われることは多いです。


採用担当者は看護師を採用する際、1つの基準として”長く働いてくれる人かどうか”を見ています。


慣れた頃に辞められては困るという理由もありますが、それだけではありません。


看護師の場合、患者さんや利用者さんと直接接する仕事ですので、担当の看護師が辞めてしまうと患者さんや利用者さんも悲しむそうです。


すぐに辞めてしまいそうな人と判断されると書類選考や面接に通過しずらくなってしまうことがあります。


職場に馴染めないのではないか


それぞれの職場をどのような理由で退職したのかにもよりますが、人間関係が原因での転職が多い場合は「人柄に問題があるのでは?」と思われてしまう可能性があります。


人間関係は正直、運もあります。


パワハラやセクハラなど、本当に劣悪な環境で耐えられず退職に至るケースもありますので、一概にあなたが悪いというわけではありません。


ただ、採用担当者によっては「人とのコミュニケーション力が上手く取れない人なのではないか?」「協調性がない人なのではないか?」というマイナスな印象を持たれてしまうことがあります。



仕事をきちんとこなせないのではないか


看護師の仕事もさまざまです。


外科と内科、急性期と慢性期、病棟と外来、病院と介護施設や訪問看護ステーションなど、部署や役割によって求められる能力やスキルが異なります。


転職回数が多く、色んな職場を点々としていたり、どの職場も3年未満しか経験していない場合は採用担当者から、あなたの経験やスキルが全体的に中途半端に見えてしまいます。


そうなると、入職した後にその職場で活躍するイメージが持てず、採用に至らないというケースもあります。


転職回数だけではなく在籍期間も重要


「転職回数が多いことが、転職時に不利になってしまうのでは?」と考える看護師が多いですが、採用担当者は転職回数だけではなく在籍期間も見ています。


40代~60代の看護師歴が長い看護師の場合、転職回数が少し多くても、それぞれの職場で一定の在籍期間があれば、大きなマイナスイメージにならないこともあります。


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地域密着型病院(看護部長)

転職回数が少し多くても、各職場2~3年勤めていて退職理由が仕方のない理由であればいいかなと思っています。

女性の場合、家庭の事情などで退職しなければいけない時もありますから。

2~3年働いていれば、その分野での仕事はある程度できると思いますしね。


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脳神経外科病院(看護部長)

もちろん退職理由がやむを得ない事情であれば仕方ないのですが、最低でも1年は続けて欲しいと思っています。

1年以内に退職していると、その職場での経験やスキルが十分でないのだろうなとは思ってしまいますし、うちに入ってくれたとしても業務に慣れて戦力になったころに辞めてしまうかも…と思うと少し気になってしまいます。


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介護老人保健施設(施設長)

2~3カ月以内で辞めている人は心配ですね。3カ月ってことは試用期間ですよね?

うちも試用期間で辞めた看護師がいますが、介護士やリハビリスタッフとの連携などの人間関係がうまくいかなかったり、仕事に全くついていけなかったことが原因だったので、あまり印象が良くありません。

何か事情があったのかもしれませんし、それは面接で聞くようにしています。


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

書類選考に出した時の採用担当者の反応を見ていると、3カ月以内、半年~1年、2~5年で印象が違いましたね。

どんな理由であれ、マイナスな印象を持たれてしまうのは1年以内。

また、20代の看護師の場合は新卒で勤めた病院は3年勤めていると印象が良かったです。


転職回数が多い看護師の書類選考・面接時の対処法


ここでは、転職回数が多い看護師はどのようなことを意識して転職活動をしたら良いのか、心構えについてお話していきます。


転職回数が多い看護師が面接時に気を付けること

~心構え~


採用担当者に良い印象を持ってもらうことは、転職活動において大切ですよね。


転職回数が多い看護師の場合は、「この人と働きたい!」と思ってもらえるような良い印象を与えることが特に重要です。


まずは、面接時に採用担当者に好印象を持ってもらえるための、”基本のき”についてお話します。


POINT1:明るく振る舞う


面接で良い印象を与えるには、まずは明るく受け答えをすることです。


相槌は、首を振るだけでなく「はい」「えぇ」「そうなんですね」と声に出すのが良いでしょう。


質問に対しても、自信を持ってハキハキと答えると印象が良いです。


面接の場になると、緊張して顔がこわばってしまう人もいますし、人前で話すことが苦手な人もいますよね。


そんな人でも大丈夫です


緊張して言葉が出てこない時は、


「ちょっと緊張してしまってうまく話せないのですが…」


と素直に緊張している旨を面接官に伝えてみましょう。


黙りこんで無表情になってしまうよりは良い印象を与えることができます。



POINT2:謙虚な姿勢で


年齢に関係なく、謙虚な姿勢で面接に臨むことも重要です。


「頑張りたい」「学びたい」「成長したい」という働く意欲を素直に伝えると、採用担当者も嬉しい気持ちになります。


ただ、30代半ば以上のある程度経験がある看護師の場合は意欲だけでは受かりづらくなります。


だからと言って、「私は経験者なのよ!」という上から目線の態度はNG。


この年代は、入職(入社)後に、自分よりも年下の人が先輩になることもあります。


看護師経験が長いので即戦力として貢献できる点はアピールポイントとして伝えるものの、この職場では新人のつもりで頑張りますといった意思表示をすること大切になってきます。


POINT3:終わり際には挨拶を


面接が終わったら、きちんと挨拶をして帰るのが良いですね。


そんなの当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、終わりよければすべてよし、最後が肝心です。


また、面接や見学を終えて、【ここで働きたいな】と感じた場合は


「本日は面接と見学の機会をいただきありがとうございました。内定をいただけるなら、ぜひ働きたいと思いました。」


と伝えて帰ってくると印象が良くなります。


自分には合わない職場だなと感じた場合や少し検討したい場合は、無理にアピールせず「本日はありがとうございました。」とだけ伝えておけば問題ありません。


看護師の退職理由別ポイント


看護師が転職回数が増えてしまった理由別に、どんなことを意識して面接に臨めばいいのか説明していきます。


体調不良


採用担当者は、「体調が悪くなったらまたすぐに辞めてしまうのではないか?」と心配になってしまいます。


体調不良で転職回数が増えてしまっている看護師が転職活動をする上で気を付けるポイントは、できること・できないことをきちんと伝えることです。


体調不良であることを正直に話すと面接に落ちてしまうのではないか?と感じ、体調不良を隠してしまう人がいますが、それはやめておきましょう。


入職後に必ずバレますし、無理をして働いてしまうとまた退職してしまうことになるので転職回数が更に増えてしまいます。


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特別養護老人ホーム(採用担当)

腰痛のある40代の方が面接した際、直近の職場をどれも介護業務が辛いという理由で転職していたので、最初は業務がちゃんとできる方なのか不安でした。

でも、できる業務とできない業務を具体的に教えてくれました。

 

入浴介助はできないとのことでしたが、うちは介護業務は介護士がメインでやっていることもあり、この方でも問題なく仕事ができそうだと判断し、内定を出しました。

これまでの職場では介護業務が多く大変だったようです。今は介護士と協力しながら元気に頑張ってくれています。


子育てや親の介護


過去に家庭と両立するため、子どもの成長に合わせて転職をしていたり親の介護などでやむを得ず転職回数が増えてしまったケースは不利になりにくいので、そのまま伝えてもそれほど問題はないでしょう。


ただ、「また家庭の事情で辞めてしまうのでは?」と思われることを防ぐため、家族の協力を得られるようになった事、すでに子育てや介護が落ち着いている等、ご自身の状況に合わせて今後は退職の可能性が少ないことを伝えておくと良いですね。


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療養型病院(看護部長)

履歴書を見て、30代で転職が5回

転職回数が多いなと感じましたが、人も足りないしまずは面接をしてみることにしました。

話を聞いてみると、結婚と引っ越し、3回の出産とワンオペ育児など、どれも致し方ない退職理由でした。

今は育児も落ち着かれ、今後はお子さんの学費を稼ぐために長く働きたいという意欲も感じられました。

私もシングルで3人の子育てをしていたので大変さも理解していますし、応援したい気持ちもあって採用しました。


夫の転勤


旦那さんが転勤族の場合は数年に1度引っ越しをしなくてはならず、その度に転職をしている看護師もいます。


これはやむを得ない理由ではあるものの、仕事に慣れた頃に退職してしまうと分かっている人を採用することになるため、採用担当者からはどうしてもネガティブに感じてしまいます。


この場合は、すぐに活かせるスキルを主張することや、キャッチアップの早さなどをアピールすると良いですね。


旦那さんの転勤がすでに落ち着いていて、今後は転勤の可能性がかなり低い場合や、転勤のスパンが5年以上の場合は安心材料となるので面接官に伝えてみるのもいいでしょう。


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有床クリニック(院長)

先日、旦那さんの転勤で3年に1度のペースで転職をしている方を採用しました。

新卒から総合病院や急性期病院で経験を積んでいて即戦力になりそうな人だなと思い面接をしてみたところ、転勤族と聞いて最初は採用するか迷いました。

でも、明るい方で人柄もよく、短い期間でもそれぞれの職場で努力してこられた様子もありました。

転職にも慣れているので、すぐに仕事を覚えてくれそうな気がしました。

一緒に働いてみたいと思いましたね。採血も早くて上手なので、外来は助かっています。


人間関係


職場のスタッフや上司と合わなかった、雰囲気に馴染めなかったなどの理由で転職を繰り返してしまった場合は、どんなところが合わなかったのかを自分でしっかり振り返り次にいかしていくことが必要です。


面接では、転職の理由を他人のせいにしないことがとても重要です。


すべて自分のせいにする必要はないですが、今後、スタッフとのコミュニケーションについて、どのような点を意識して働くかについてを話すと挽回できるかもしれません。


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精神科病院(看護部長)

どこの病院でも人間関係がうまくいかなかった若い男性看護師が、今うちで長く活躍しています。

優しくておっとりした性格ですからね…

人曰く、総合病院のような超急性期のところは殺伐とした雰囲気が合わず、かといって、慢性期のような年配の女性が大半を締めるところは男性が自分しかいなかったので馴染めなかったと言っていましたね。

うちは男性看護師も多いからフィットしたのかもしれません。

面接の時に「次は長く働きたい」という気持ちが伝わってきたので内定にしましたが、採用してよかったです。


~テクニック~


では、次は転職回数が多い看護師がどのようにして書類選考や面接を通過したらいいのか、そのテクニックについてお話していきます。


対処法1:過去の失敗を認める一言を伝える


必ずおさえておきたい、一番重要な部分は転職回数が多いことや過去の職場選びに失敗したことは素直に認めるということです。


転職回数の多い看護師が面接で失敗してしまう1つの理由、それは、転職回数の多さに引け目を感じてしまったり、それが原因で不採用になってしまうのではないかという不安から言い訳っぽい理由を並べてしまうことです。


しかし、これは面接の場では絶対にNGです。


どのような理由であれ、転職回数が多いことは事実です。過去は変えられません。


採用担当者(面接官)も転職回数が多い看護師だと分かって面接をしています。


もちろん過去の退職理由も気になっているものの、それよりも、それをどのように捉えているのかをきちんと振り返っているのかとを知りたいのです。


なので、面接の場で自分の経歴を説明する時には、


「転職する時の情報収集が不足していたと感じています。入社後の業務内容にギャップがあり、複数の職場を短期間で退職してしまったのは、考えが甘かったのだと思います。大変反省しております。」


と、自分の行動を振り返り、失敗を素直に認める一言を伝えることが重要です。


対処法2:「転職回数の多さ=看護師経験が豊富」というアピールをする


転職回数が多い看護師に懸念を抱く採用担当者は多いですが、マイナスなことばかりではありません。


転職回数が多いということは、いろんな職場を経験しているということです。


即戦力になってくれる看護師や経験豊富な看護師を採用したい、と考えている採用担当者も多いです。


あなたが経験したことをできるだけ分かりやすく伝え、経験が豊富であることをアピールしましょう。


例えば、


「最初の総合病院では、急性期の経験を積みました。」「次の病院では、慢性期の看護を学びました。」という言い方になってしまうと、経験豊富であることが伝わりづらいですよね。


では、分かりやすく伝えるとはどういうことなのか説明していきます。


「最初の総合病院では、消化器外科に配属され主にがんの患者様を担当していました。術前術後の管理、入退院の対応などの急性期の経験を積みました。」


「次の療養型病院では、慢性期の看護を経験しました。ほとんどが寝たきりの高齢者の患者様でしたので、業務内容は日常のケア、入浴介助、体位交換やおむつ交換などの介護業務とレスピレーターの管理をやっていました。総合病院ではできなかったことが、ここでは経験できました。」


と伝えると、どんな経験を積んできたのかが伝わりますよね。


どのような病院で、どのような患者様に、どのような看護(業務)をしてきたのか、ということを具体的に伝えると経験豊富であることをアピールしやすいですね。


対処法3:退職理由は基本ポジティブに。どうしてもネガティブな理由を伝える必要がある場合には自分の感情を入れずに事実を述べる


ではまず、それぞれの転職・退職理由をポジティブな理由とネガティブな理由に分けていきます。


(例)
・A病院の退職理由

⇒結婚で引っ越し(ポジティブ)

 

・Bクリニックの退職理由

⇒スキルアップのため(ポジティブ)

 

・C病院の退職理由

⇒職場環境の悪化(ネガティブ)


A病院とBクリニックのポジティブな退職理由を伝えるのは簡単ですね。

ーーーーーーーーー

■A病院の退職理由

「結婚することになり、相手の勤務先の近くに引っ越ししなければならず転職しました。」


■Bクリニックの退職理由

「これまでの経験を活かし、〇〇の分野に携わりたかったので転職しました。」

ーーーーーーーーー


これらは、そのままストレートに伝えれば問題ありません。


気を付けるのは、ネガティブな理由の場合。


これは先述した通り、自分の感情は語らず、客観的な事実だけを伝え、絶対に愚痴っぽくならないようにしましょう。


では、例を見ていきましょう。


CASE1:退職理由が「労働環境が悪かった」という場合


「残業が多くて忙しかったので上司に相談したのですが、聞く耳を持ってくれなかったので退職しました。」


と、ストレートに伝えてしまうと、愚痴っぽくなってしまい非常に印象が悪いです。


これを自分の感情は語らずに客観的な事実だけを伝えると、


「1日の残業時間が平均して5時間以上あり、夜勤も2交代で月に6回、たまに連続して入らなければならない環境でした。これを継続すると体調を崩す可能性が高いと判断し、退職に至りました。」


となります。


残業は〇時間、夜勤回数やオンコール回数は月に〇回と、具体的な数値を出して客観的な事実を伝えることがポイントです。


「忙しかった」「大変だった」という自分の感情や、上司がどんな対応をしたかについては、ここでは語らないことです。


そして、対処方1を必ずここで加えましょう。


「1日の残業時間が平均して5時間以上、夜勤も2交代で月に6回、たまに連続して入らなければならない環境でした。これを継続すると体調を崩す可能性が高いと判断し、退職に至りました。これは入職前にどのような環境なのかをきちんと調べていなかったことや私の認識の甘さにより起こってしまったことです。とても反省しております。


上記のように、ネガティブな理由は客観的な事実+自分の反省点を伝えることで相手に与える印象はかなり変わります。


実際、筆者もたくさんの看護師さんと面談して退職理由を聞いていく中で、入職前と入職後のギャップが大きいことで退職をしてしまう看護師は多かったです。


また、その原因としては転職時の情報収集が不足していたり、ご自身の認識違いであることが多いと感じています。


ですが、その失敗を素直に認めて反省していることを伝えると採用担当者からの印象は大きく変わります。


CASE2:退職理由が「人間関係が悪かった」という場合


「意地悪な先輩がいて、その人たちと仕事をするのが嫌になって辞めてしまいました。」


という内容をそのまま伝えてしまうと、人間関係構築能力が低い人だと判断されてしまう可能性があります。


人間関係の場合も、客観的な事実を伝えてください。


そして、改善する為にどのような努力(工夫)をしたのかも必ず加えてください。


例えば、


「残念ながら新人に嫌がらせをして、憂さ晴らしをして楽しむといった風土がある職場でした。私としては仕事内容的に不満はなく、頑張っていきたいという想いが強くありました。先輩に対して丁寧なコミュニケーションを取る、なるべく質問項目は端的にまとめる、挨拶の頻度は多めにするなどの工夫を凝らしましたが、同期入社の人達も同様の嫌がらせに合い、精神のバランスを崩して退職していく姿を目の当たりにした時に、自分の力でこの環境自体を変えていくのは難しいと判断をしました。」


のような感じです。


起こっている出来事に対して、あなたが改善するためにどのような工夫や努力をしたのかを伝えることで印象が変わります。


ただ、退職理由の中で人間関係のことを話すのはあまり印象が良くありません。


もし、退職するに至った他の理由がある場合には、そちらを優先的に話す方が無難であるということは覚えておくといいでしょう。



転職回数が多い看護師が書類選考を通す為の秘訣


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看護師

でも、転職回数が多いとそもそも書類選考が通らないのでは?


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

確かに転職回数が多い看護師さんは書類の通過率は転職回数が少ない人に比べると、低くなりがちではあります。

やはり採用担当者は転職が多い看護師は「すぐに辞めてしまうのでは」と感じてしまいます。

ただ、職歴が多くなってしまったことは事実です。

ずは、履歴書をできるだけキレイに、印象よく記載するのが重要ですね!


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看護師

印象よく、ですか…。

私、履歴書を書くのが苦手なんですよね。

そもそも、書き方で迷ってしまう部分があって。


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

どんな部分が迷われますか?


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看護師

これまで働いた職場の中に、1つだけ2週間で辞めてしまったクリニックがあるんです。

これを書かないほうが職歴も減るし、退職理由も、聞いていた条件と違っていたので仕方なく…という感じだったので、面接で指摘されると答えづらくて…。

短い期間しか働いていないのですが、これも書かないといけませんか?


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

はい。職歴は1~2週間でもこれまで働いた職場も記入するようにしてください。

転職回数が多いからと言って、隠すのはNGです。

看護師さんの業界はとても狭いです。

職歴を隠して入職してあとからバレてしまうと、職歴詐称と言われたり、不信感に繋がり退職しなければいけなくなったりするかもしれません。


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看護師

そうなんですね。きちんと書くようにします

あと、子どもが小さい時は看護師ではなく別の仕事をしていました。

近くのパン屋さんで2年ほど…。

これも書いたほうが良いですか?


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

はい、看護師以外の仕事で働かれていた期間があれば、それも記入しておきましょう!


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看護師

わかりました。

でも、職歴を全部書こうとすると履歴書の行が足りなくて書けなくなってしまいます…

どうしたらいいのでしょうか?


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

そうですよね、書き方に迷いますよね。

では、職歴も含めた履歴書の書き方について、全体のポイントをご説明します!


看護師:履歴書の書き方


看護師が履歴書の記入方法を知らなかった、間違えていた、という理由で書類選考に落ちてしまうのはとてももったいないです。



「この人に会いたい」と思ってもらえる履歴書作成しましょう。



ーーー最低限おさえるべきポイント7つーーー

POINT1:日付


意外とこの日付の部分の記載を忘れてしまう人が多いですが、忘れずに記入しましょう。


いつの日付を書くのが正解なの?という質問もよく受けますが、面接当日に手渡しする場合は面接予定日を記載します。


郵送で送る場合は、投函する日を記載しましょう。


POINT2:証明写真


「写真は絶対に貼らないといけませんか?」という質問を受けることがありますが、写真は必ず貼ってください。


駅や本屋さん、ショッピングセンター内に証明写真の機械が設置されていますし、今はスマホアプリで撮影をしてコンビニで印刷できるサービスもあります。


面倒だと思わずに用意してください。


服装はスーツ(男性はネクタイ着用)がベストですが、スーツでない場合は襟付きのシャツや白のブラウスなど顔が明るく移るもので、カジュアルな印象にならなければ問題ないでしょう。


部屋着などの明らかにカジュアルだと分かるものや派手な色のものは避けましょう。


色は白やベージュや明るいグレーが好ましいです。なければ黒か紺などの落ち着いた色を選んでください。


POINT3:学歴


学歴と職歴は分けて記載しましょう。


また、和暦(昭和、平成、令和)で、中学校卒業から記載していき、最終学歴の下の段には「以上」と記載しましょう。


POINT4:職歴


職歴は学歴から一行あけて書き始めるのが良いでしょう。


年号は学歴と同様に和暦で記載し、勤務先は法人名(医療法人、社会福祉法人、株式会社等)から記載してください。


最後は現在在職中の場合には、「現在に至る」と書いておきましょう。


例)学歴と職歴の書き方



転職回数が多い看護師は、履歴書の「学歴・職歴」の欄に職歴が書ききれない、という問題があります。


その場合は履歴書内に職歴を記載せず、別紙を使います。


市販の履歴書の中に「職務経歴書」という用紙がありますので(下図参照)、そちらに記載するのが見やすくて良いですね。


<参考>職務経歴書



POINT5:免許・資格


この欄には、基本的に運転免許、看護師(保健師・助産師)免許を記載します。


また、看護師以外にもケアマネージャーや介護福祉士などの介護領域の資格や、認知症ケア専門士、ACLSプロバイダーなど、医療や介護に関わる民間資格を取得している場合はアピールにもなるので記載してください。


簿記や漢検・英検などは看護業務に直接関係がないので記載は必須ではありませんが、電子カルテを導入している職場を受ける場合には、パソコンスキルに関する資格はアピール材料になる可能性があります。


特に50代・60代の看護師の場合、採用担当者が「電子カルテについてこれるだろうか?」と心配されることがあるので、取得している場合は記載することをおすすめします。


POINT6:志望動機


「志望動機を書くのが苦手・・」という看護師も多いのではないでしょうか。


転職回数の多い看護師が他の看護師と差をつけられるのは、志望動機の書き方です。


例)家庭との両立を考え、病院から介護施設に転職する場合


<こんな内容はNG!>

 

・希望条件のみしか書かれていない

 

・やりたいことのみ主張されている


(NGな例)


「子どもが小さく、家の近くの職場を希望しているため貴施設を志望します。」⇒NG


「デイサービスの仕事に興味があるため、貴施設を希望します。」⇒NG


これだけだと、採用担当者は「条件だけでうちを選んだのかな?」「本当に興味を持ってくれているの?」「入職してから活躍してくれるのかな?」と思ってしまい、印象が良いとは言えません。


では、どのように書き換えたら良いのか、解説していきますね。


<こんな内容はOK!>

 

・現職(前職)の退職理由と志望理由が書いてある

 

・どんなことができるのか/どんなことをやりたいのかが書いてある


(OKな例)


「これまで急性期から慢性期、病棟・外来と幅広く経験を積んできました。」⇒OK


「現職では患者様の身の回りのケアをすることにやりがいを感じているものの、家庭との両立が難しいと判断し転職を考えました。今後は病院勤務で身に付けたコミュニケーション力と高齢者看護の経験を活かし、退院後の患者様の支援がしたいと思い貴施設を志望します。」⇒OK


このように記載すると経験豊富であることや看護師の仕事に対する意欲も伝わるので、採用担当者に「一回会ってみたい」と思わせることができます。


POINT7:本人希望記入欄


この欄は「何をかけばいいの?」と思う看護師も多いですよね。基本は「特にありません。」と記載します。


この欄に記載をしたほうが良いのは、下記のケースです。


1、働き方に制限がある場合


病院や老健などの夜勤がある職場や、有料老人ホームや訪問看護などのオンコールがある職場に応募する場合です。


夜勤回数やオンコール回数など制限がある、日勤しかできない、パートを希望する場合は、その内容について記載をしていきましょう。


具体例)

「夜勤は可能ですが、家庭の事情で月2回までを希望いたします。」

 

「オンコールは可能ですが、家庭の事情で平日のみの対応を希望いたします。」

 

「週3回のパート勤務、日曜固定休みを希望いたします。」


2、持病や通院、服薬がある場合


持病がある場合は入職してから伝えるのではなくて、面接時に先に伝えておくと良いでしょう。


伝えた上で、その職場での業務内容が合うのか合わないかをお互いに確認する場になり、入職後に体調が悪化して早期退職になるリスクを防ぐことができます。


具体例)

「服薬:睡眠導入剤を服薬していますが、服薬することで体調のコントロールができており業務に影響はございません。」

 

「健康面:腰痛のため、月1回の通院と服薬をしています。看護師1人での入浴介助がなければ通常業務に支障はありません。」


3、院内託児所や送迎バスなどを使用したい場合


「託児所を使いたかったのに空きがなかった。」とならないように、福利厚生を使いたい場合も、面接時にお互いすり合わせておくことをおすすめします。


具体例)

「院内託児所の利用を希望します。子ども2人(4歳・2歳)」

 

「送迎バスの利用を希望します。」


<補足1:履歴書はどこで買う?


履歴書は本屋さん、コンビニ、100均などに売っていますし、ネットからダウンロードもできます。


ただ、受ける病院や施設によっては、法人の応募用の履歴書を使用しなければいけない場合もありますので、その法人のホームページの募集要項を確認してから作成しましょう。


<補足2:手書きとWord、どちらがいいの?>


上で伝えた通り、法人で指定がなければ基本的にはどちらでも問題ありません。


以前に筆者が担当した60代前半の看護師さんは、定年退職した後パソコン教室に通っていてパソコンが得意とのことだったのでWordで作成していました。


最近は電子カルテの職場も多くなってきているため、パソコンが使えることが長所になることがあります。


自分をPRする意味でWordで作成する手もありますね。


逆に、習字を習っていたりして字を書くのが得意な方は、手書きで書くのも良いですよ。


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看護師

たくさん気を付けることがあるんですね~。

でも、自分でこんなにきれいに書けるのかな…と思ってしまいます。(汗


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

難しいですよね。

私も、いろんな看護師さんを担当してきましたが、履歴書を書くのが得意!という看護師さんは少なかったですね。

ここは、紹介会社を上手く活用して書類選考の通過率を上げるのがいいですね。


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看護師

紹介会社のキャリアアドバイザーって履歴書の書き方も教えてくれるのですか?


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

教えてくれますよ!

履歴書のチェックをお願いすれば添削もしてくれますし、志望動機がうまく書けない場合は一緒に考えてくれたりもします!


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看護師

そうなんですね!それはありがたいです。


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

ですよね。

キャリアアドバイザーとしても、担当する看護師さんには書類選考を通過して面接の機会をゲットして欲しいですからね。

 

ただ、そのためにやって欲しいことがあるんです。


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看護師

やってほしいこと、ですか?


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

はい、そうです。

それは、今まで説明してきた対処法を、紹介会社のキャリアアドバイザーに正直に伝えることです。


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看護師

面接の場ではなく、紹介会社にですか?


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

そうです。

面接の時に今まで説明してきた内容をしっかり話せる事はもちろんですが、その前に紹介会社にも同様の説明ができることがすごく重要です。

 

その内容を紹介会社のキャリアアドバイザーに伝えれば、志望動機も一緒に作りやすいです。

 

書類選考の時に採用担当者に転職回数が多い理由やそれぞれの退職理由、あなたの長所やお人柄なども含めてポジティブに上手く伝えてくれますよ!


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看護師

そうなんですね!

履歴書の添削や志望動機を一緒に考えてくれるのも嬉しいですが、履歴書や職務経歴書を見ただけでは分からない退職理由や強みを伝えてもらえるのはとっても助かります!


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

普通に自分で応募すると、採用担当者は書類の情報でしかあなたのことを判断できません。

結果的にその背景にある理由などを分かってもらえないまま、不採用になってしまうのは非常にもったいないですよね。

 

そこを書類選考の段階でキャリアアドバイザーから採用担当者に伝えてもらうことで、書類選考の通過率を上げることができるのは紹介会社を活用する1つのメリットですね。


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看護師

なるほど~。

私、紹介会社のキャリアアドバイザーって希望条件を伝えて、その条件に合った求人を探してくれるだけ人だと思っていました…!


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M・N(元看護師キャリアアドバイザー)

そうですよね。(笑)

 

もちろん、希望条件にあった求人の紹介もしますが、気になる求人があっても書類選考に通らなければ次に進めません。

 

キャリアアドバイザーには単に求人を紹介してもらうだけではなくて、自分の経歴とその背景にある退職理由や過去の失敗で反省している部分などをしっかり伝えておくことで、書類選考の時に自分の見方につけることがポイントになります!

 

キャリアアドバイザーの視点でお話すると、転職回数が多くても自分の過去をしっかり振り返り、積極的に転職活動をされる看護師さんは応援したくなります。

なんとか内定を取ってもらいたい、書類選考を通したい!とキャリアアドバイザーも頑張ってくれますよ!


転職回数が多くても採用されるポイントについてはこちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。

参考:転職回数が多い人は不利?平均回数や多くても採用されるポイントを解説 – TASUKI(タスキ)

また、転職しまくりの20代が面接官を納得させるポイントについてはこちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。

参考:「20代で転職4社目…」転職しまくりの20代が面接官を納得させる3つのポイント | Up Survive


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