起業すると取引先からは社長、もしくは代表と呼ばれる事が増えます。
実際に社長や取締役というポジションになると、その役職に酔ってしまい、色んな意味で勘違いしてしまう人も珍しくありません。
今日は私の経験を基に、起業したあとの振る舞い方について書いていこうと思います。
年下の商談相手にこそ丁寧に接するのが社長の器
先日の私のツイートです。
これは、実際に私が20代の時に営業をしていて中小企業のオーナー社長と対峙した時の話しです。
その社長は私に対して、「で?」を繰り返し、「その見積もり、甘ないか?(関西弁?)」などのタメ語で馬鹿にしたような喋り方で接してきました。
この瞬間、私は起業して自分が社長になって営業相手が年下でも絶対に敬語で接すると決めました。
単純に、当時の私から見たとき、この社長はカッコ悪く映ったからです。
もちろん、仲良くなった取引先の年下の人に距離を感じさせないよう敢えてタメ語で接する事はあります。
ここではあくまでも関係値が低い相手だという前提です。
1〜2回しか会ったことない状態で自分が営業を受ける立場、相手が年下であれば敬語で丁寧に接する事ができるかが社長の器の一つの指標となり、相手もそういう所でこちらをジャッジしているはずです。
そもそもなんですが、私は自分より年下の世代の人達の方が優秀だと思っています。
そんな年下の人達は私の知らない情報を沢山持ってますし、柔軟性もあります。
逆に、上の世代の方は残念ながら過去の成功体験にすがり、今では通じるわけもないやり方を押し通そうとしてる人達が沢山います。
年下なのに優秀ではなく、年下だから優秀なんです。
これは、いつの世もこういう構造になっているんじゃないかと思います。
そんな彼らに、自分が金を出す立場だという態度でタメ語で横柄に接するのは器が小さい以外の何者でもありません。
謙遜し過ぎる必要はない。言いたい事は主張する
とは言え、変に謙遜する必要もないと思ってます。
相手が明らかに準備不足だったり、未熟さゆえの失礼な態度を取ってくる若手も残念ながら一定数います。
そういう時は、敬語で淡々と自分が感じている事は伝えるようにしています。
それで何も伝わらない人であれば、それは取引をするような人ではないですし、自分が社長であれば取引先は選べます。
誰と仕事をするか選べるのは、起業した社長の特権です。
お互い尊重し合える、そんな年下の方からは、これからも色々と学ばせて頂きたいと思ってます。