転職や就職の面接、もしくは商談の場で個性を出したいと考えてしまう人がいます。
勿論、見せ方によってはインパクトを残す事ができますし、個性的な人が好きな面接官には評価される瞬間があるかもしれません。
但し、私個人の見解としては余程の実力者でない限り、個性を全面に出すのはやめた方がいいと思ってます。
実力が無い個性はマイナスにしかならない
先日の私のツイートです。
田端慎太郎さんほどの実力者の方であれば、金髪でも「覚えやすしインパクトあっていいね!」ってなりますし、ホリエモンが重要な打ち合わせにTシャツで来ても、「ホリエモンってそういうスタンスだから」って事で、ホリエモンらしいと思われてマイナスになる事はないでしょう。
しかし、これを普通の人がやったらどうでしょう?
職種にもよりますが、一般の会社員の方が金髪で相手に良い印象を与えるケースは少ないです。
重要な打ち合わせの際、目上の方がスーツなのにTシャツ姿で現れてプラスになる事はありません。
圧倒的な実力者は個性を打ち出すブランディングで爪痕を残せます。
逆に言うと、圧倒的実力者以外が個性を出そうとして逆張りした振る舞いをするのは言い方悪いですが、常識の無いバカにしか見えません。
これは極端な例かもしれませんが、外見だけではなく発言内容にも似たような事が言えます。
意識的に発する個性的な発言も基本はプラスにならない
爪痕を残そうと転職の面接や商談でやりがちなのが、意識的に誇張した表現やエッジの効いた強気な発言をしてしまう事。
ナチュラルに発言していれば割と良い内容だったとしても、個性を魅せる事を意識したが故にマイナスの印象になっている人を見かけます。
これも全てマイナスブランディングにしかなりません。
そもそも個性というのは実力があるから個性として成立するわけであって、実力がない状態で個性を出すというのは矛盾しているとも言えます。
例えば、歌が上手い人が敢えて音程を崩して歌うのは個性ですが、音痴な人は元々音程が合ってない訳ですから崩して歌うという概念がそもそもおかしい。
個性を出したい、ブランディングしたいといのはビジネスシーンでよく聞きますが、順番を間違えてはいけません。
実力をつけてからブランディング(個性)が正しくて、逆はないと思ってます。
もっと言うと、実力がつけば個性は勝手についてくるので意識しなくても良かったりします。
徐々に自分のスタンスが明確になると言い換える事ができるかもしれません。
実力の無い個性は痛いだけというのは、覚えておいて損はないはずです。